NOBYの地球ひとっ飛び ~ブログ編~ |
欧州バレー便り!
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Vプレミアリーグ開幕前多くの関係者から「今年は東レで決まりでしょ!」と言われた。
なんてことはない日本人選手のレベルが高く、そこに世界トップクラスの助っ人外人ニコロフを獲得したからだ。 リーグ開幕約一月前、12月中盤の韓国遠征でサムソンに情けない負け方をした東レ。 「こんなんじゃチームとしてまだまだ!優勝を狙うチームとしてのモチベーションも低すぎる!」 優勝するために東レに参加した。がその可能性が中々見出せない中、大きく嘆いたのはニコロフである。 普段から自信に満ち溢れる男ニコロフがそう語ったのだからそうだったのだろう。 彼のチームに対する評価(モチベーションに関して)は元旦に会った時も変わってはいなかった。 「まだまだ現段階では優勝を狙えるチームとは言えない!」 東レに入団が決まってから、そして東レに合流した12月から今でもかなり頻繁に彼と会話をしている。 内容は勿論東レのこと、日本のこと、日本のバレーのこと。日本に関する歴史書や文化本を何冊も読破している彼にしても、実際に体感する日本(人)は全く未知のものだった。だから彼には日本人のものの考え方から教えなければならなかった。それも具体的な例を挙げて・・・。 彼は恐らくバレー界で一番はっきりとものを言う人間!抱いた疑問は必ず質問をしてくる。 「日本の選手はミスをするたびに、ソーリー、ソーリーと何度も言うものの、 何もなかったかのように同じミスを繰り返す。そしてまたソーリー、ソーリー!理解不能だ!」 日本人にとってみればそのソーリーに大した意味はないのは誰でもわかることでも、欧米人にとってのソーリーは本当に陳謝の意味を持つ場合にしか使われないのだ。 が、ニコロフにとって一番のショックはこれではなかった。ある日のチームミーティングでのこと。 モチベーションを上げるため、自分の疑問を解くためにチーム全員の目の前で意見し問題提起をしてみた。 しかしチームメイトからの反応は全くなかった。 「意見を交換する場なのに発言はなし!イエスもノーもなし! 彼らが何を考えてるのかが全くわからない!」 チームメイトの考えてることがわからない。 それがじれったかった。しかしこれもまた日本人の特性であり変えることが難しいことも説明すると即理解した。 そして今はこれに拘ることはなくなった。彼もまたアブラモフと同じくIQの高い選手だ。 日本人相手にどうすれば一番いいのか?それを本人は考えた。 開幕3連戦の広島。第2週の大阪。ニコロフはやはり強力過ぎる助っ人だった。プレーは勿論、チームの士気を鼓舞するリーダーシップ、そして若手選手達に常に的確な指示を出すベテランとしての役割・・・。レセプションに不安を抱える若い東レにとって彼に打球が集まりすぎる点に不安を覚えたが、決め所では必ず決める。そしてチームを勝利に導く。特に2セット先取され、後のない3セット目22-24で回ってきたサーブから連続して強烈なサービスエースを決めた堺戦は圧巻だった。初年度ながらここまでチームに溶け込んで若いチームを引っ張る彼を見て安心した。 「全く問題ないですよ!」とは矢島監督の現段階でのニコロフ評!若い選手が点を取る度にコート上を走りまわる中、冷静に1人動かずじっくりコート中央でそれを見つめるニコロフ。まるで先生と生徒達のようにも見える!ハイタッチの後、胸と胸をぶつけ合うたびに日本の選手が飛ばされるのも微笑ましい(笑)。ナショナルチームでは絶対に見せない一面を見せている。 「1人凄くポテンシャルのある選手がいる!彼は良くなるぞ!サーブも練習後に個別で手取り足取りで教えてるんだ!」 ニコロフが得意のサーブを他の選手に伝授するのは勿論初めてである。その光栄な教えを受けるのはトミーこと、富松選手!「最初は○○かった時もありましたけど(笑)、実際サーブも良くなっているし、本当に感謝しています!」 助っ人としてだけでなく臨時のコーチとしても東レに貢献しているようだ。どーせなら多くの日本人選手にニコロフから盗めるものは盗んでもらいたい。 まだまだ先の長いプレミアリーグ。予想をするのは早すぎるが、「今もって世界選手権の疲労から完璧に体調は戻っていない。調子は50%くらい」と自己評価を下すニコロフの調子が上がり、負傷中の越谷、笠原、斉藤選手達が復調したとき、間違いなく東レアローズは優勝候補の筆頭となるだろう! 頑張れニコロフ大先生!頑張れ東レアローズ! ↑ニコロフに日本のシモネタをたくさん教えているのはこの選手だそうな。
by luckynoby
| 2007-01-17 23:39
| Bulgaria
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