NOBYの地球ひとっ飛び ~ブログ編~


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欧州バレー便り!
Everyday is Gray!
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ニース&カンヌに行ってきま~す!


今日はこれからフランスのニースまで飛びます。
フランクフルト経由!

メインはカンヌで木曜日から開催されるカンヌでの世界選手権最終予選の観戦!裏は勿論、そりゃニース&カンヌと言えばバカンスっしよ(笑)。

フランス・オランダ・チェコ・フィンランドの4チームが2枚の切符をかけて対戦する今大会。フランスが若干他の3チームよりリードしているのは確実!問題は残りの1枠だね。オランダはベテランがこぞって抜けてガラッした新チームになってるし、チェコはどうしちゃったの?って位今年は調子が悪いようだし、フィンランド?この頃伸びているチームはであるけど、まだまだ大事な試合経験が少ないから厳しいだろうなあ、という感じ。

予想?また外れるだろうけど、フランスとオランダかなあ。

この間のポーランドに比べるとバレー熱ががくっと冷めているフランス。単純なことだけど、ファンの盛り上がりに関してもチェックしてきたいと思う。

3日間の大会に計6泊!めっちゃ楽しんできまっせ!!!(笑)

追伸:そうそうカンヌといえば、このブログのトップで使ってる意味不明!?の写真(右上にあるっしょ?)、これは昨年カンヌの大通りで昨年見かけたパフォーマーの写真なのだけれど、一緒に写ってるのは「芸をする猫!!!」なんだよ。パフォーマーが手を上げ下げすると、そこをゆっくり上手に降りたり上がったり・・・。猫が芸をするなんて見たの初めてだったし、あまりにもビックリで、感激しまくりで、10分以上立ち止まって見てました・・。今回もいるかな~!?
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by luckynoby | 2005-07-26 15:05

記者会見を拒否したポーランドチーム ~プレスとチーム(選手)の在り方~


先のポーランドの世界選手権最終予選でのこと。
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地元ポーランドが大会2日目の大一番であるブルガリア戦に勝利を決めた後、いつものように監督とキャプテンがプレスコンファレンス会場へやってきた。世界選手権の出場権をほぼ確実にし、いつもより多少興奮状態の監督とキャプテン。正式に会見が始まる前に多くの記者から祝福の言葉を受け、笑みを絶やすことなく、非常に快適で和やかな空間がそこには存在した。

そんな中キャプテン・グルシュカが数十人といるプレス関係者の中のとある記者を見つけた途端、彼の表情が険しいものへと豹変し、マイクを手に大声でこの記者に向かって怒鳴り始めたのだ。勿論全てがポーランド語だったので、何一つ理解をすることは出来なかったが、その異様な空気よりただ事でなないことは用意に察しがついた。

ターゲットとなったそのポーランド人記者もまたマイクを手に持ち何かを説明をしている。そんな彼をフラッシュと共に写真に撮るカメラマン達。ポーランド語を理解しない私は勿論一体何が突然起こったのか想像すらできない。とにかく普段は紳士で穏やかなキャプテンのグルシュカのこんな怒りの表情は初めてであった。お互い声のトーンは決して下がることなく、興奮気味のまま大声で会話を続ける2人。(監督はアルゼンチン人の為ポーランド語はわからず、個人通訳が彼の横で会話の内容を通訳している様子)

約5分間に渡り、この光景が続いたが、その後いきなり席を立ち、会見場を去ってしまったキャプテンと監督の2人。ちょっと前までは和やかだった会場内の雰囲気が一変して異様な雰囲気に変貌していた。そしてその後プレス会見そのものがキャンセルとなる異例の発表があった。

何も具体的なことがわからなかったため、隣にいたポーランド人の記者に事情説明をお願いした。内容はこうだ:

2週間前ベオグラードで行われたワールドリーグの準決勝で、ポーランドはセルビア・モンテネグロと対戦した。先に2セットを連取し、3セット目も22-18でリードをしていたポーランドチーム。この大量リードに誰もが決勝進出を信じて疑わなかった。しかしここからチームがミスを連発しあっというまに3失点、このセットを逆転で奪われ、結果この大切な試合そのものを落としてしまった。最終セットは8-15。良い所なく一方的に取られてしまったのである。

翌日のポーランドの新聞の中にこの様子を面白おかしく報道した一紙があった。「子守はいつまで続くのか?」大事な試合を経験の無さから今までも何度か落としてきたポーランドチームの精神面での未熟さををこのタイトルで皮肉った。そしてこの誌面にはこのタイトルと共に合成写真による選手達のオムツ姿が掲載されたのだという。

つまりこの新聞社のこの記事を書いた記者が会見場にいたのだ。そしてキャプテンが彼を見つけるや、「あなたは何故にあんな写真を載せたのか?」「いや、私は記事を書いただけで、写真はデスクの判断だ!」「あなたの前でコメントはしたくない!」「WLとこの大会とでは違うでしょう!その件に関してはデスクの人間に抗議してください!」エトセトラ・・・

このような応答だったらしい。

さて皆さんはここまで読んでどう思いましたか?

私の意見としては・・・

選手としては、非常に屈辱的な写真であったことは容易に想像がつく。しかしこれはある意味ポーランドにおいてバレーボールが確実に人気スポーツとして認知されたことの証明でもある。確かにこの新聞は一般紙とは違い、変わったアプローチで記事を載せる新聞なのであろう。しかしこのように面白おかしく書かれるという現実は、ある意味人気者の宿命!サッカーなどでは日常茶飯事である。ある意味非常識なこういった新聞を買う買わないは購買者の自由であるし、内容の評価もしかりなのである。

むしろ世界選手権出場が決まった直後、誰もが選手、監督のコメントを欲していたその時に個人的な感情で会見をボイコットしてしまった彼らの態度は決して許されるものではないと思う。この日のポーランドの勝利は、会場に多く詰め掛けたサポーター達の応援なくしてなかったわけだし、テレビの前で応援してくれたファンも大勢いる。プレスを通じ、プレスの向こうにいる応援してくれた一般国民へは、その喜びをコメントという形で残す義務があるのだ。

しばらくしてポーランドの記者に聞かれた。「日本もバレー人気が高いからこういったことってあるんじゃない?」

「あるわけないよ。だって日本のプレスは選手や協会の顔色を伺いながらコメントとかとってるもん。負けた試合の後なんて、選手は気が乗らなければ立ち止ることもしないし、またそれを追いかけてでもコメントとろうとする記者もいないしね」

「へえ~そうなんだ!」

「そうなんです!(キッパリ!)」

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翌日チーム全体で前日の件に関してプレスへお詫びをするポーランドチーム
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by luckynoby | 2005-07-25 02:25 | Match Report

なんだかなあ! ~ヨーロッパリーグファイナル~


今日ロシアのKAZANでヨーロッパリーグの準決勝が行われ、ロシアとフィンランドが決勝進出を決めた。ロシアは先週末のポーランドで世界選手権の出場権を獲得してその後も同じメンバーで臨んでいるらしいが、フィンランドに関しては実は完全なる若手チーム。主力は皆来週末フランスで行われる世界選手権最終予選の仕上げの為にフィンランドに残っているとのこと。いつだかのブログにも書いたとおり完全に若手の経験を積ませるだけの大会になりつつあるヨーロッパリーグ。名前だけはワールドリーグの欧州版のようであるけれど、規模といったら・・・。
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by luckynoby | 2005-07-24 02:32

SWIDERSKI (2) ~元チームメート加藤を語る~


Q:日本バレーに対して抱く印象というのはどういったものでしょうか?
-日本のバレー環境は欧州の国々からすると非常に良い環境にあると思います。国際大会も多く開催されますし、世界のトップチームとの対戦も自然と増えるわけですから。特に若手選手にとっては大きな経験になっているのだと思います。

Q:その通りです。しかし日本のチームは世界が進化しているのに比べどんどん退化していうように思います。単刀直入に日本バレーが世界のトップクラスと対等に争うには何が必要だと思いますか?
-日本は体格の面では欧米のチームに勝つことは難しいでしょう。ですのでやはり速さに活路を見出すしかないのではないでしょうか。またブロックが弱いですから、ディフェンスをさらに強化し世界一のディフェンス力を持つ必要もあると思います。また我々が今年から外国人監督を招聘し早くも結果が出ているように、優秀な監督を信じて任せてみるのも必要なのではないでしょうか。

Q:昨年ペルージャで加藤選手とチームメートとして一緒にセリエを戦ったわけですが、彼はどんな人物でしたか?
-友としては非常に良い友人の一人でした。一緒に大学でイタリア語も学びましたし、子供達も仲が良かったですし。

Q:選手としてはどうでしたか?私はペルージャでの彼は一度も見ていないのです。
-選手としての彼に対してはコメントが出来ません。なぜならシーズン通して評価が出来るほどコートではプレーをしていませんでしたから。

Q:私がトレビゾでの彼を見た時、またフランスやギリシャのスタッフから聞く以上は彼のコミュニケーション不足が非常に選手としての彼の成長を妨げていたと聞きました。
-それは私も同意します。ペルージャでも同じことが言えました。仲間との雑談でも彼は輪に積極的に入ってくることはなかったですし。一度日本から彼の女性ファン達がやってきて、我々と一緒の場で食事をしたことがあったのですが、その時の彼は驚くことにまったく無口のまま黙々と食事をしていました。

Q:その時どう思いましたか?
-信じられませんでした!その場でチームメートとも冗談で言っていたのですが、「これが日本の真のサムライの姿に違いない!!!」と(笑)。

Q:そんな彼は今年日本のリーグへ復活し、再度全日本に選ばれる事を目標に頑張るようです。何か彼にメッセージはありますか?
-日本のリーグではまず選手としての己のアピールをしっかりとして、そして全日本に復活するのであれば、ぜひ彼と今度はコートを挟んで対戦してみたいと思います。来年の世界選手権でそうなると嬉しいですね。

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2日目ブルガリアに勝利し世界選手権の切符をほぼ手中にしたポーランド
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by luckynoby | 2005-07-22 03:38 | Interview

SWIDERSKI (1) ~日本チームからのオファーを断ったわけ~


日本のバレーファンにはあまり馴染みのないポーランドではあるが、彼に関しては昨シーズンイタリアのペルージャで加藤陽一選手とチームメートであったということ、そして日本の某チームからの度重なるオファーを受けた選手として名前だけは聞いたことがあるかもしれない。

SEVASTIAN SWIDERSKI、1977年6月26日生れの28歳。193センチと中型の選手であるが、非常に優れたレセプション力を持ち、またオフェンスにおいても353センチに届くその高さと、早いスイングでのスパイクを特徴とする非常にバランスの優れた選手である。ポーランドにおいてはジュニア世界選手権を制覇した時の77年組の一人である。

ポーランドチームの現況、また選手としての夢、目標など多くの質問に対しどれも紳士な態度で答えてくれたSWIDERSKI選手。中でもこのブログを読んでくださっている皆さんが興味を示すであろう内容は以下の2点ではないだろうか。

1.日本からのオファーを断ったのは何故か?
2.チームメートとして加藤選手はチームでどのような存在だったか?

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Q:日本のチームからオファーがあったそうですが?
-はい、ありました。非常に良い条件をいただきました。

Q:しかし結果としてペルージャに残ることにしたのですよね。やはり日本は魅力がありませんでしたか(笑)?
-いや、そんなことはないですよ(笑)。日本を訪れた2回は(98年、04年)いずれも非常に好印象を持ちましたし、日本という国にはポジティブな印象しかありません。

Q:それでは何故条件の良かった日本チームからのオファーを受けなかったのですか?
-日本のチームスタッフは2回もイタリアに足を運んでくれました。最初は4人で、次は3人、だったでしょうか。非常に真剣に私を獲得する為に言葉を選び説得を試みたのだと思います。しかし私にはまず家族のことを考えなければいけないということがありました。まだ小さい子供が日本の環境に馴染めるかということ。妻に関してもですね。

Q:勿論それだけが理由ではありませんよね?フランクに教えてもらえませんか?
-はい(笑)。やはり今はまだイタリアの高いレベルの中で挑戦していくことに魅力を感じます。

Q:ご家族の方や周りの方にも相談されたのですか?
-コーチには相談しました。そしてはっきりと言われました「まだ日本に行くのは早すぎる!自分のスキルアップの為にもハイレベルのリーグでプレーをしなさい。それがナショナルチームの為でもあるのだから」と。

Q:現ナショナルチームのコーチ、ロザノ監督からの言葉ですか?
-はいそうです。私の夢はナショナルチームで結果(メダル)を残すことですので、夢の為に最善と思う選択をする必要があったのです。

Q:今後はどうですか?仮にまた日本からのオファーがあれば日本でプレーをしてみたいと思いますか?
そうですね。もしオファーがあれば・・・ですけど(笑)。ポーランド人で初めて日本のリーグでプレーをする選手になってみたいですね。
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by luckynoby | 2005-07-21 00:43 | Interview

主審による大誤審 ~最も大事な試合より~


世界選手権予選L組。ロシア、ブルガリア両チームにとって緒戦の持つ意味合いはとてつもなく大きかった。

「この試合に勝てば明日以降の試合が楽になる」両監督が全く同ようなじコメントを口にした。

シドニー金メダルのガイッチ氏を新監督に迎え早2ヶ月、若手主体のチームを作り上げつつあるニューロシア。217センチ、206センチと脅威の高さを誇るセンター陣がブロックで、そしてアブラモフが攻守に渡りチームを引っ張る。対するブルガリアはセッターが長年キャプテンとしてチームを引っ張ったイバノフから、若いゼコフに変わったものの、他のメンバー5人は不動のメンバー。昨シーズン欧州ナンバーワン・オポジットのニコロフ、そして若干20歳ながら攻撃の柱となりつつあるカジスキーの2枚看板を軸とする。先のWLでは最終週イタリアから2連勝をあげ、チームは上昇ムードにある。

試合開始と共にお互いに引くことのない緊迫した中での一進一退の攻防。どちらが抜け出すのか、それともこのまま僅差のまま終盤を迎えるのか・・・。全く予測の付かないトップチーム同士によるハイレベルな闘い。ブルガリアはセッターとのコンビが時として崩れているものの、それをカバーしていく攻撃陣の技とパワーが、ロシアもサービスミスでブルガリアに得点を許すが、決して連続得点をさせることない緊迫した戦いが持続していった。

シーソーゲームのままあっという間にジュースを迎え24-24。25点を先にとったのはブルガリアであったろうか。その後も両者譲らずの戦いが何度か続いた後、ブルガリアがセットポイントを握っていた時、ロシアの打ったスパイクが完全にアウトとなり、誰もがブルガリアのこのセットの獲得を信じて疑わなかった時、主審の手がブルガリアのワンタッチをホイッスルとともに伝えた。

完全なる誤審である・・・。

当然ながら無実を訴えるブルガリアブロック陣。ロシア選手達もこの明らかなる誤審にただ静観しているのみ。(このロシア勢の様子が誤審を認めているのは明らかである)観客は勿論大ブーイング。エンドラインで観ていた記者達も勿論、線審達ですら主審の明らかな誤審に苦笑いをしている。それほど明らかにワンタッチなどなかったのだ。し・か・し・主審の判断が覆ることは決してなかった。その後もこのセット両者一歩も引かず、なんとこのセットは39-37。このセット大接戦を制したのはロシアとなった。

第2セット、今度はロシアがリードしていた場面でのこと。ネット際のアンテナがゆれるほどの反則を見逃す主審!これに怒ったのはアブラモフ!もの凄い剣幕で駆け寄り抗議するが、逆にイエローカードをもらうこととなる。

実にこの試合このような場面(明らかなる誤審)が計5回あった。それも第2セットが終了するまででた。

続く第2セットも26-24で落としたブルガリアはこの後、スタメン選手たちを一斉にベンチに下げ、控え選手達で第3セットを闘うが健闘空しく25-23で惜敗した。初戦敗退を喫した。

得点だけを見れば大接戦であったのは間違いない。(39-37、26-24、25-23)。トップレベルの攻防も非常に手に汗握る試合となった。が、しかし今回に限ってはこの接戦も主審の度重なる誤審に水をさされた格好だ。フレンドリーマッチとは意味が違う!世界選手権の切符がかかった大事な試合で、これほどの明らかな誤審が1度や2度でなく、何回も下されればコートで戦う選手達だけでなく、観客達もテンションが下がってしまったのは紛れもない事実。勝ったロシアはいざ知れず、このような試合を落としてしまったブルガリア、運もまた実力というのであれば、実力が足りなかったのかもしれないが、試合後は負けたその無念さよりも、主審の至らないレベルにより、大事な試合を落とした結果に、怒りを覚えていたのは明白であった。

この試合後ブルガリアのキャプテン・コンスタンチノフは試合後両キャプテンが署名することになっている用紙にサインをすることを拒否した。

FIVBはビデオを見直して、このハンガリーの審判に対して大きなペナルティーを科してもらいたい。

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第3セット、ブルガリアはスタメンをベンチに下げたまま戦った。
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by luckynoby | 2005-07-20 09:26 | Match Report

世界一のサポーター達(POLAND)


ポーランド、間違いなくバレー人気は欧州で最も高い国である。
バレー専門誌は2冊存在し、バレー中継も頻繁に行われ、決して安くはないそのチケットも発売15分で完売する。このような国は少なくとも欧州内には存在しない。

観客は選手ではなく、試合そのものを観に、地国ポーランドの勝利をその場で一緒に分かち合いたい目的でやってくる。

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試合観戦のキーワードは 『ホワイト&レッド!』 ポーランド国旗の白と赤の2色を身体のどこかに身につけて、愛国心を表現する。あるものはマフラー、あるものはTシャツ、あるものは帽子、あるものは顔中にペイント、そしてあるものは巨大な国旗を身体にまとう。試合が始まる1時間前には会場が埋まり始め、会場全体が次第と赤と白の2色に彩られてゆく。

試合が始まる1時間前から自然と盛り上がり始める応援は、ポーランドチームが会場内に現れる30分前にまず最初のピークを迎える。国歌斉唱では勿論観客全員での大合唱となる。

その後試合開始のホイッスルと同時に声援とブーイングが飛び交うが、そのボリュームがまた半端ではない。隣の人間との会話も不可能になるほど。耳栓が何の役も立たない。

自然発生で生れるウェーブはまさに会場内に去来した大津波のよう。そして独自な応援歌の大合唱!!!盛り上げ役のMCや、ダンサーズ、その他のパフォーマー達も必要なしかのごとく、完璧に脇役と化してしまう。

巨大な応援のボリュームと観客の熱狂度だけを比較したとしたら、ポーランドに匹敵する国は他にも存在する。ギリシャやイタリア、セルビア&モンテネグロ、ブルガリア・・・これらの国々でも会場内での盛り上がりは度を越えた異常さとなるのが常だ。

しかしポーランドの観客が他国のそれと違うのは、彼らの応援態度が非常に紳士的だということ。対戦相手の国歌斉唱ではそれまでのボリュームがウソのように静まりかえり相手の国歌と国旗に尊敬の意を示す。ファインプレーには敵であろうが、見方であろうが、惜しみない大拍手と大声援でそれを称える。審判に誤審があろうものなら、審判のミスすら許さない(大ブーイング)。

試合が終わればノーサイド。相手チームに対しての惜しみない大拍手!そしてねぎらいの声援。大活躍した選手がいれば相手チームであろうが、名前を呼んでの大合唱。そしてその後の試合(ポーランド以外の国)でも観客は家路を急ぐことをしない。これらは他国では決してみることはない。

ポーランドで試合を観戦していていつも思うこと。それは「観客も一緒になって闘っているんだな」ということ。それを実感させられる。ポーランド選手達はその大声援からプラスアルファの実力を発揮し、対戦する選手達は、いつもとは勝手の違うその雰囲気に多少なりとも惑わされるのかもしれない。

この観客(国民)の後押しと共に近年メキメキ力をつけてきたポーランド男女。もし彼らが世界大会でメダルをとるようになったとしたら、それは間違いなく選手、スタッフ、そしてサポーター達皆によるものである。

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by luckynoby | 2005-07-20 07:16

ポーランドに行ってきま~す!


今日の午後から出張だ!
な~んていつものごとくバカンス8、仕事2なんだけどね(笑)。

今回の目的地はポーランドのRZERZOW(なんて発音するのかな?)という町。世界中で現在同時進行中の世界選手権2006の最終予選の1グループが今週末この町で開催されるのだ。出場国はポーランド、ロシア、ブルガリア、エストニアの4チーム。この内上位2チームだけが日本行きの切符を獲得する。

ただでさへレベルの高い欧州において確実に参加チームのレベルが一番高いこのグループ。ロシア、ポーランド、ブルガリアは今世界選手権が行われたとしてもなんなくトップ10に入るであろう強豪国。これらの国がいやはや予選の段階でわずか2つの切符を争うことになろうとは…。唖然!!!

記者の立場から予想をするならば、非常に難しいのではあるが、やはり地元の応援を背にするポーランドが優位なのは間違いないだろう。そしてトータル的な総合力でこれに次ぐのがロシアであろうか…。

が、しかしだ!個人的な希望を述べるとするならば、やはりロシアとブルガリアに頑張ってもらいたい。ロシアはムカつくけれど友であるアブラモフがいるし、ブルガリアは、毎回不幸なグループに入り苦水を飲まされるというその不幸な境遇に対し、同情する気持ちで今度こそは、「実力でとってみろよ!」…ってな気持ち。

まあ俺の予想は当たる方が珍しいので、予想はしないことにする(笑)。

そうそう今大会にはインタビューしたい人物が目白押し。JVAにふられた(!?)ロシアのガイッチ監督、東レをふった(!?)アブラモフ、そしてJTをふった(!?)ポーランドの誰だっけ???

ハッピーエンドになるか、はたまた悔し涙を流すのか。非常にシリアスな精神状態でいることが予想されるので、インタビューは初めの頃にしておこ~っと!

では行ってきます。
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by luckynoby | 2005-07-13 18:20

王者の風格>ブラジル


今回のWL決勝戦、ブラジルには王者の自信・風格が満ち溢れていた。

予想外に調子が出ずにたちまちにしてやられた第1セットはともかく、第2セット以降ブラジルの強いこと!強いこと!そして各選手自信に溢れたその表情!テレビカメラに対しおどけた表情をしてみせたグスタボ、ジバにちょっかいを出すダンテ、そして何よりも、主審の誤審(これによってブラジルに得点が入ったのだが)を「それは違うだろ!」の表情で何気に顔をしかめたヘッドコーチ…。いずれも余裕がありあまってのアクションなのだろう。

そして何よりも、彼らが他チームと違うな!と感じたのはマッチポイントを決めた直後の彼らの喜び具合が、例年に比べ明らかにおとなしかったこと。いやはやWLも3連覇となると、優勝が当たり前のように感じてくるのであろうか・・・。とにかくブラジルの見事なまでの王者の風格を見たのだった。
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by luckynoby | 2005-07-12 21:05

SCGの泣き所 ~2005WL決勝より~


ブラジルが3連覇を果たした今年のワールドリーグファイナル。
敵地べオグラードで全観客を敵にまわす不利な試合にもかかわらず、物怖じせず最大の武器である全員バレーと見事なまでの組織バレーよって勝利したブラジル。まだまだ続くであろう黄金時代を予感させた。

一方のセルビア・モンテネグロ。正直今が正念場である。
グルビッチ、ブエビッチ、ゲリッチ、そして大砲ミリュコビッチのシドニー組がチームを牽引するが、若手が全く育っていない。シドニー五輪での金メダルを獲得後、徐々に新人をチームに入れて育てる手法をとってきたSCGだが、これらの新人達が今もってスタメン入りをする選手には育たず、むしろそんな彼らよりも若い新人達がチームに入るようになった。

誰もが認める世界の大砲ミリュコビッチに頼らざるおえないバレースタイルは仕方がないのだろう。しかし彼とて人間!彼が崩れた時どう立て直すのか?これが今のSCGの泣き所である。

第1セットこそ調子の出ないブラジルを相手に一方的なスコアで取ったものの、第2セット以降は全く歯が立たず。7-1、11-4、19-8、・・・ こんな一方的なスコアでSCGが見事なまでに叩きのめされるのは正直見たことがない。それも地元のWL決勝という大舞台で…。経験のない若手選手たちの顔が完全に下をむいてしまっている。セッターのグルビッチも途中で交代となった。しかし流れは一向に変わる気配がない。崩れだしたら止まらない!それがこの試合、いや現在のSCGの泣き所である。

ではなぜこうも崩れやすくなったか?明らかなのは守備力の低下である。シドニー前後のSCGの売りはなんといってもその守備力とつなぎの素晴らしさであった。特にリベロには守護神のミイッチがいた。どんなボールでも食いつくその執念は、無理と思われたボールを見事に拾い上げるだけでなく、チームに士気をもたらせた。その彼が今年からチーム構想の為にチームを外れた。北京五輪での王座復活を目指すトラビツァ監督の「若手の育成」は間違っているとは思えない。しかしミイッチの抜けた穴はとてつもなく大きい。

今後もミリュコビッチを中心にチームを作るのであれば、それもありだろう。何しろ得点能力の高い選手なのだ。しかし彼までボールが上がらなければ意味がない。

現在金メダリスト達の貯金で世界のトップグループにかろうじてしがみ付いているSCG。しかし北京まで後3年、若手が急速に育たなければずるずると徐々にチーム力が後退し、欧州の他の強豪国にその座を奪われるものと思われる。SCGの次の正念場は9月の欧州選手権である。
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by luckynoby | 2005-07-12 20:21


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