NOBYの地球ひとっ飛び ~ブログ編~


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欧州バレー便り!
Everyday is Gray!
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今シーズンの観戦予定! ~これだけは外せない~


観戦予定といってもいつも前もって計画を立てるほど几帳面な性格じゃないのだ(笑)。その週になってやっと「よし、今週末はここに行こう!」ってな具合!前もって計画を立てるとしたら、各国リーグファイナル、欧州カップのファイナル4、そしてコッパイタリア位かな。

でも今年は今から楽しみでしょうがないカードが1つある。
欧州チャンピョンズ・リーグの

『ディナモ・モスクワ VS TOURS』である。

11月1日TOURSで行われるこの試合だけは絶対にはずせない!

昨年の欧州チャンピョンのTOURS(フランス)。そして世界一のブラジルにも勝てるのでは?という位のメンバーを揃えるディナモ・モスクワ(ロシア)。
どれだけ凄いメンバーかと言えば・・・

OP:ディネイキン(ロシア)
MB:エゴルチェフ&クレショフ(ロシア)
OH:カジスキー(BUL)&ポルタフスキー(ロシア)
LB:エノ(FRA)
セッター:知らん!

↑このメンバーの凄さがわかる人はかなりの欧州バレー通であること間違いなし!とにかく凄い!ディネイキンはいまだにロシアナンバー1のオポジットの呼び声高い216センチの巨人。ミドルの2人はいずれもロシアの代表メンバーで、レフトのカジスキーは20歳ながらイタリアのチームとロシアのチームで取り合った誰もが認める逸材!ポルタフスキーも勿論ロシア代表選手でその昔ミッキーが「ありゃアブラモフよりいいやないの!」と評価したこともある選手!そしてリベロがフランスの守護人名手エノ!各国の監督達に「王者ブラジルを倒すために選抜チームを作るとしたら?」と質問したとして出来上がるチームはこんな感じだろうと思う。

こんな反則とも言われる強力なチームディナモと対戦する昨年度の覇者のTOURS。個人技が勝つかチーム力が勝つか???想像するだけで楽しくてしょうがない。

この試合を観戦したいもう1つの理由が実はある。

実はニコロフ(TOURS)とカジスキーの親友2人が初めてコートを挟んで試合をするというドラマもあったりするのだ。このブルガリアの2大エース、20歳のカジスキーと27歳のニコロフの2人は大親友で遠征中は必ずいつも2人一緒の部屋ででゲームにはまっている間柄。俺が彼らと初めてあったのも、2003年マドリッドでのWLファイナル。出会った場所は何故かプレスルーム。プレス専用に用意されたコンピューターを勝手に使ってゲームに没頭しているのが2人だったのだ(笑)。そしてこの仲良し2人の揃って持つ夢が「将来同じクラブチームでプレーすること」。こんな2人がコートを挟んで試合をするのに観戦しないてはない。これだけでも記事が書けたりするのだ。

幸いTOURSまでは車で5時間。タリスとTGVを乗り継いで行くか、それとも愛車ポルシェ(←勝手につけたニックネーム)で行くかはまだ決めてない。
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by luckynoby | 2005-09-30 20:14 | Others

たまには全日本・・・ ~祝アジア選手権優勝!~


全日本男子がタイで行われたアジア選手権を制したとのこと。正直びっくりしました!いやあ~本当に素晴らしいことだと思う。

おめでとうございます!!!

選手の皆さんは勝利の味を忘れずにこれからも精進していってください。また監督はアジアのレベルは世界とは1歩ところか50歩遅れているということを忘れずに常に頭を使った考えるバレーを、協会へはしっかりしたサポートをお願いします。

「期待しています!」

とは言いません。やっぱり適切な言葉は・・・

「(今以上に)頑張ってください!」

かな。
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by luckynoby | 2005-09-28 03:34 | Others

ワイルドカードの行方 ~グラチャン~


グラチャン開幕までもう少し!!!頑張れ日本!!!

なんてまたアイドル使って派手に宣伝してるのかなあ、日本じゃあ・・・。
しかし俺的には、はっきりいって興味薄!

FIVB主催大会であることには間違いし、賞金もそれなりの額がかかってるんだけど、イマイチその位置づけがはっきりしないんだよなあ。「各大陸予選を勝ち抜いたチャンピョンたちが覇権を争う真の世界一決定戦!」という宣伝文句もアジアチャンピョン(男子)には出場資格がなかったり。それに各大陸選手権は2年おきにあるのに、グラチャンは4年に一回のみ。それになんといっても各国の選手達もいまだにこの大会をWorld Cupと呼んでいて、その正式名称すら認知されてないその事実・・・ 

まあ結局は日本でビッグな大会を開催させることによって、テレビスポンサー料をFIVBがあてにしているだけなんだろうけど。

とりあえず各大陸予選のチャンピョンたちも出揃い、残るはワイルドカードでやってくる国がどこになるのか・・・。

ずばり予想は「中国!」

まあ予想すらしてなかったんだけど、この前の欧州選手権でイタリアやロシアの関係者がそんなこと言っていて、なるほどなあ~って思っただけ。2008年五輪開催国でもあるし、それになんといっても我らが全日本が「勝てそう!?」な相手でないと始まらんっしょ。

ワイルドカードの選択権はJVAとテレビ局が持っているらしく、それを最終的にFIVBが決定するというシステム。さすがに大会通じてゴールデンタイムで放映される中、「また今日も負けました!明日に期待しましょう!」ではしゃれにならないから、ここでロシアやセルモンを呼ぶことはありえないのだ。

ってなわけで、今回の中国説はかなりの可能性であるとみた!

ずばり99%!!!

俺の予想は絶対に外れるという今までの説から、中国にならないことを祈るばかりなんだけどね(笑)。 やっぱり強豪国に来てもらいたいよなあ・・・。

ところでワイルドカードの発表っていつ?
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by luckynoby | 2005-09-27 02:44

欧州バレーの殺人的な試合数


今週末のイタリアリーグを初め、フランス、ロシア、その他多くの欧州の国々でリーグ開幕が間近に迫っている。まだ観戦予定は立てていないが、今年はポーランド・ロシアあたりにリーグを見に行ってみようと思っている。どちらも冬は想像を絶する寒さなので早い時期に行くか、それともプレーオフの頃に行くか・・・悩むところだ。

さて開幕直前各国で多く行われているのが、欧州各国入り乱れてのトーナメントや親善試合だ。

先週末はルクセンブルグで、Top Teams Tournamentなる大会が行われた。参加は4チームだが、ドイツ、フランス、オランダ、ベルギーのチャンピョン(トップチーム)が参加した豪華な顔ぶれで、欧州チャンピョンのTOURSを始め、同セミファイナリストのFRIEDRICHSCHAFEN(ドイツ)、マザイク(ベルギー)、Top Teams Cup準優勝のネッセランデ(オランダ)が参加した。何気に豪華な顔ぶれであるが、何故か地元ルクセンブルグのチームは参加しない。

参加チームはリーグ開幕直前に最後の仕上がりを強豪チームと対戦することで確認できるし、主催者はレベルの高いバレーボールを観客に提供出来る。地元のバレーボール普及にはそれが一番手っ取り早いのであろう。

欧州ではこのように、リーグの始まる直前や、リーグが1週休みになるクリスマス後あたりでこのようなトーナメントが多く見られる。通常のリーグ戦だけでも、4月末まで続くその試合総数はかなりのものになるのに、これに加え各国ともコッパ戦(日本の黒鷲旗のようなもの)を同時進行で戦い,そしてまた強豪チームは週の真ん中にヨーロッパカップまで戦わねばならない。それにも増して開幕前、クリスマス後にはこのようにエキストラな試合も加わるとあれば、一体1シーズンの試合総数は一体どのくらいの数になるのだろう。

参加8チームの4回戦(28試合プラス5試合=31試合)だけの日本のゆうに倍以上(いや3倍近く?)の数の試合をこなしているのが欧州バレーの実情だ!

欧州バレーのレベルの高さの要因の1つが試合数にあるのは間違いない。
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by luckynoby | 2005-09-25 06:18

コッピ(1) ~豊田合成新外国人選手~


SAMMUELVUO? 変な名前だな!!!奴に対する最初の感想である。

b0046170_343101.jpg昨年はフランスのTOURSの一員として欧州チャンピョンズリーグの覇者となる栄光を勝ち得た。イタリアチャンピョンのトレビゾやピアチェンツァ、そしてギリシャチャンピョンのイラクリスら各国のチャンピョンを次々と破っての「欧州クラブチャンピョン!」の栄光である。決勝戦、アウェーでの圧倒的不利な状況の中イラクリスを破った時には、感極まって大粒の涙を流して喜んだ。くしゃくしゃになっている泣き顔を見て「泣き虫な奴だなあ~!」それが2度目の感想である。

日本ではまだまだその名を知られていないフィンランドバレーではあるが、欧州ではここ10年でめきめき実力をつけている新鋭である。今年のヨーロッパカップではロシアに次ぎ銀メダルを獲得した。

そんなフィンランドチームの代表に17歳でデビューし、現在まで述べ13年、そしてキャプテンを9年連続で務めているのがコッピことSAMMUELVUOである。TOURSの前はイタリアセリエの強豪クネオ、ピアチェンツァでプレーをした。イタリアのセリエでレギュラーを取ることが一流選手の証明だとしたら、彼もまた紛れもなく一流選手の一人である。

そんなコッピの特徴はなんと言ってもその攻撃力。193センチと決して大型ではないが、最高到達点350センチの高さで、シャープなスパイクを打つことが武器である。そしてなんといってもそのスピード。早いコンビバレーが現代バレーをリードする昨今、豊田合成の新監督となる松田氏の目に留まったのは、当然だった。またチームリーダーなれるその素質、そして日本への適応能力。真面目で勤勉な日本人を尊敬し、日本文化に興味を持つ。日本食も勿論OKだ。

日本でのプレーは夢のまた夢だった。一度も来日したこともない遠い遥か極東の国、叶わぬ夢だと思っていた。だから具体的に日本でのプレーを考えたことはなかった。そこにきて今年豊田合成からの突然のオファー!「断る理由は何一つない。好きな国日本でプレー出来て、生活も出来て、日本文化を肌で体験出来るなんてこんな素晴らしいことはない!」震える声で喜びを表現する中、「さては電話の向こうではまた喜びに浸って涙しているのだろうか?」そう思ったものだ。

早速日本語の教材を購入し日本語学習をスタートさせた。5ヶ国語を自由に操る語学の天才も日本語はやはり難しい。しかし遠征にも教材を持参し時間のある限り習得に励んだ。

インターネットで日本の、愛知の、名古屋の情報をくまなくゲットした。日本のバレーの情報もゲットしようといろいろ試したものの、日本語ばかりで英語サイトは1つもみつからなかった。日に日に迫ってくる夢実現の時期、不安よりも期待ばかりがどんどん大きくなる毎日・・・

待望の初来日は9月3日に決定した。

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Tuomas SAMMELVUO:愛称コッピ(本当はコッピ、クッピを足して2で割ったような発音) 国籍・フィンランド(北欧にあるサンタクロースとムーミンの国←本場では「ムーミ」らしく「ムーミン」と呼ぶと直される)、年齢:29歳(三十路まであと数ヶ月)、身長:193センチ(チビ)、家族構成:妻(きれいらしい)、息子(幸い父には似てない)、性格:燃えやすい!短気!(試合に負けると結構引きずる)好きな国:フィンランド(お国自慢は語らせると超長い!)、好きなブランド:ノキア(フィンランドが誇る「唯一の」世界的ブランドだから)、自慢:湖の真ん前に建つ自宅のサウナ(4人は入れるとのこと)、フィンランド国体でスキージャンプ全国5位入賞だった少年時代、ユニバシアードでの優勝、金メダル、日本に来てびっくりしたこと:初めて体験した台風(来日時ちょうど台風14号が接近していて怖くて連日眠れなかった)、トイレの前で直立不動で「ちわ~っす!」と挨拶してきた大学生バレー部員、日本での夢:チームの優勝!(頑張れ!)、日本語のマスター(皆さん日本語で話しかけてください!)
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by luckynoby | 2005-09-21 23:54 | Player / Team

ゴラスよ ~安らかに~


たった今知り合いのポーランド人記者からの悲しい知らせが入った。

Life is like candle in the wind....
Today Arek Golas died in a car accident. He was driving to Macerata.
We are all devastated, it's so hard to talk about it. You talked to him many times, so you know. I talked to him a couple days ago. Everything is so unfair.......He was so young. The age of 24 it's not the age to die...

ゴラス・アルカイドス、ポーランドの若きセンターエースが今日交通事故で帰らぬ人となった。

彼に注目し始めたのは彼がまだポーランドリーグでプレーをしていた3年ほど前だろうか。201センチの長身ながら体重は80キロそこそこ。ひょろ長く吹けば飛ぶような体型だったのだが、恐ろしいまでの高さと機敏さを持ち合わせていたのを明確に覚えている。10頭身あるのではないだろか?と思わせるほどの小顔と、端正な顔立ち、そしてそのスタイルの良さでポーランドでは一番人気の選手だった。

何度となくインタビューを試みたのだが、英語は流暢に話せても異常なほどシャイな性格がなかなか心を割って話をしてくれることはなかった。インタビューの約束をしたものの、失敗や未遂に終わったことは1度や2度ではなかった。インタビュー途中に「シャワー浴びなきゃ!」と場を去られたこともある。

昨年夏のアテネオリンピック。会場の空スペースでチームメート数人と試合を観戦していた彼を見つけた。「今しかない!!!」と隣へ移動しインタビューを試みたその時が、初めてのロングインタビューだった。まさに2年越しの執念のインタビュー。「これこの間日本で買ったデジカメ一眼レフカメラなんだ!」子供のような笑顔で自慢げに見せてくれたものだ。

365センチに届くその高さ、ブロックの読み、そしてその素質。アテネ五輪後にはイタリアのパドバでプレーをし、今年は優勝候補の一角、マチェラータでのプレーが決まっていた。ミリュコビッチや、ゲリッチ等世界の超一流選手達へ混じってレギュラーセンターの座を射止め、これから大選手への道を着実に歩むところだった。期待で胸を膨らせマチェラータへ車を走らせている最中の不慮の事故だった。

24歳、まだ死ぬのには早すぎる。6月のポーランドでの世界選手権最終予選では、「今度結婚するんだ!」と嬉しそうに語ってくれた。ポーランドバレー界の宝だったのに・・・。いや、世界中のバレーファンがそのプレーを楽しみにしていたのに・・・。

ポーランド、そしてイタリアのバレーファンは今頃悲しみにくれているに違いない。

ゴラス・アルカイドス。私は君のそのプレーを、笑顔を決して忘れはしない。

NOBY

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Photo by CEV
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by luckynoby | 2005-09-17 06:58

マコちゃん


山口誠殿

やっとその名を公表することが出来ました。
本当は君がブログを作成する前に公表したかったんだけど、知っての通りコンピューターが死んでしもうて・・・。

「海外にはひっそりと行きます!」なんて言ってたし、「寡黙に頑張るんだなあ!」って信じてたんだけど、それがいきなり「夢を追いかけて!」でデンマークの生活を全世界にドドーンと大公開かい?蓋をしたくなるほど臭いタイトルでんなあ(笑) おまけにおいらの写真を勝手に公表しやがって。知ってたらプロマイド(←これって私語?)でも送っておいたのに・・・。あんな小さなのじゃ、顔がわからんだろうが(怒)。

http://ameblo.jp/makoto-volleyball/
↑タイトルだけでなく、トップの写真も超臭い!一見の価値あり!

ところでもうデンマーク行ってから1月もたつんだ。早いなあ。
ベルギーからアムステルダム経由でデンマークへ向かったその日は本当に地獄を見たようで・・・(笑)。しかし今ではもうすっかりデンマークの生活にも慣れてきたとの事。毎日の食生活がパスタ、ラーメン、チャーハンの繰り返しというのには笑ったよ。「俺と同じジャン!」みたいな。でもまあ日本から持参の炊飯ジャーも無事活躍しているわけだ。重かったもんな。

心配の語学の方は、積極的に話すようにすればもう少しで耳が慣れてくるから問題なし!それよりこの前のチャットで思ったんだけど、早々と日本語を忘れ始めてるのではない?やばいぞ~。まっ、近いうちに英語、もしくはデンマーク語で音声チャットでもしますか???

それでは勝手にブサイクな写真を公開してくれたお礼に、君のベルギーでの間抜けな写真を全世界に公開することにします(^0^)。

まあ、頑張れよ!

Noby

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by luckynoby | 2005-09-15 18:27 | Others

欧州選手権より ~レベルの低下~


欧州選手権を最初に生観戦したのは97年のオランダ大会から。その後オーストリア、チェコ、ドイツ、そして今回のイタリア大会と今回で5大会連続観戦となるのだが、今大会ふと思ったことがある。それは・・・

レベルの低下    である。

過去の大会、特に準決勝からの試合では「さすが欧州選手権ファイナル」と思わせる試合ばかりだった。特に99年シドニー五輪を前後する頃のイタリア、ユーゴ、ロシアの3強の争いはどれをとっても手に汗握る大興奮の連続ばかりだった。彼らの直接対決にまず外れはなく、いずれもが会場全体を大興奮させるだけの‘試合レベル‘プラス‘暑さ・激しさ‘が存在した。

今大会。オリンピック翌年の大会ということを差し引いてもかなり物足りなさが残ったのは否めない。優勝したイタリア、準優勝のロシア、3位のセルビア&モンテネグロは、それぞれの対戦がフルセットに終わったように各チームに大差はない。その日の運によって勝敗が決まったといってもよいだろう。それはどの監督も認めている事実だ。

レベルの低下といえば語弊があるかもしれない。しかし以前のように観客を興奮させるだけの試合かというと、決してそうとは言えない。今大会もフルセットは多かったものの、以前との違いは各セットがあっさりと終わっているケースが多いということ。

以前の3強には強烈なリーダーが各チームにいた。イタリアであればガルディーニや、ジャーニ等の超ベテラン選手達、ユーゴであればウラジミール・グルビッチ、そしてロシアにはセッターのハムツキフ。タイプこそ違えそれぞれのリーダーシップで己のチームを牽引していた。彼らが独特のオーラを身体中から発し、チーム全体を鼓舞していたものだ。ボールへの執念、イージーミスへの罵倒・・・、戦う者の闘志がコート上に充満していたのだ。これらが今の3チームには残念ながら見られない。

データバレーがこれだけ重視される昨今、各セット終了には次のセットへの対策が即実践され、それが成功した場合はワンサイドゲームになることが多い。ワンサイドになれば、選手達が早々と諦めるようになるのもまた普通のことなのかもしれない。しかし・・・。

北京五輪まで3年弱。欧州トップ3がトップグループを形成するのは間違いない。しかし後ろからポーランドや、フランス、その他の強豪国がぴったりと追い越しモードで3強の座を狙っているのは紛れもない事実。世界トップのブラジルを追い抜くためにも、各国強烈なリーダーの出現が望まれる。

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優勝直後のイタリア。警備を突破して多くのサポーター達がコートになだれ込んだ。
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by luckynoby | 2005-09-15 17:56

欧州選手権より ~スペインの快進撃~


日本を発った9月9日にベルギーへ戻るも、経由地のミラノで信じられない大遅延。本来ならベルギー22時着の予定が、実際の到着は深夜の1時半。結局アントワープのアパートに戻ることもなく、そのままわずか数時間の仮眠を取った後8時半発の便でローマへ飛ぶことになった。(実はミラノでの大遅延は今回で2回目。これでもうアリタリアを使うことはないだろう!)

そんな過密スケジュールで時差ぼけと格闘しながらも観戦してきた欧州選手権。

今回のビッグサプライズはなんと言ってもスペインの4強入り!ベルグラードの予選ではなんとフランス、ギリシャの強豪に競り勝ち、世界選手権予選を突破出来なかった不調ぶりが嘘のような快進撃を見せた。なぜ?なぜ?なぜ?本当に目を疑ったスペインの準決勝進出!夏場まで絶不調だったここ最近のスペインが、欧州B、いやCクラスまでレベルがダウンしたと思っていたスペインが、あの強いフランスやチェコ、そしてギリシャに勝てるわけがない!!!ローマで実際に自分の目で彼らを見るまでは、スペインのトップ4入りを信じることの出来ない自分がいた。(何しろ聞くところによると、スペインチームはベオグラードからマドリッドまで予選敗退後の帰国の便を既に手配していたらしく、急な決勝ラウンドに伴うベオグラード~ローマまでのチケットは手配出来ず、セルビア&モンテネグロが自国のチーム&記者達に用意したチャーター機に便乗させてもらったらしい。スペインスタッフですらトップ4入りを考えていなかったというこの笑い話が、今回のこの4強いりがどれだけの重大事件かを物語っているではないか・・・。)

準決勝当日。ローマの会場入りした時にはすでに両チームがアップをしていたわけだが、2003年のマドリッドでのWL決勝ラウンド以来久しぶりに目にしたスペインチームの場違いな姿(!?)が本当に不思議だった。最初にパスカルやモルトなど馴染みの選手達に目がいったのだが、「何でここにおるねん!そりゃ違うだろ!」っと脇から突っ込みを入れたくなるほどだった(笑)。

そのスペインの準決勝の相手は世界トップ3のロシア!いくら乗ってるスペインとは言え、やはりどう考えてもロシアの絶対的な有利は動かないだろう!と。試合前のアップの段階で両チームの身体から発するオーラがあまりにも違い過ぎるのだ・・・。

ところがだ。スペインの調子のいい事、いい事!決してスター選手がいるわけでもなく、むしろ35歳のパスカルがいまだにレギュラーで出ているその事実。つまり若手の成長がないその現実がスペインの弱体化の最大要因だと思っていたのだが、チームとしてのまとまり、ゲーム運びのうまさ、なんと言ってもチーム雰囲気の良さ、決して特定の選手に頼ることはないが、、全体的な平均点を維持したままチームとして良く機能しているといった感じ。7月に監督交代をしてからのこの躍進振り!監督効果とはこんなにもあるものなのか?それとも他にも要因があるのか?・・・とにかく、なんとあのロシアと対等に試合をしているのが信じられなかった!

第1セットはまさかのスペインの圧勝(25-15)。第2セットもセットポイントを先にとり、絶対に勝てるセットだった。いや取らなければいけないセットだった(25-27)。1-1で迎えた3セットはわずか12点しかとることが出来ず、正直、「やはりロシアが本気になればこんなもんだろう!」と思ったものだ。が・しかし、なんとその後も頑張りをみせフルセットへもつれ込む。そして、まさか、まさか、まさかのフルセット!

ロシア相手のフルセットに、それだけでもかなりの驚きだったが、そ・れ・以上に驚いたのは、何よりも常にリードを保ったこの最終セット、12-8の大量リードをしてから大逆転でまさかの敗退をしてしまったこと。「へ?そんな事があるわけ???」1万を越す観衆の誰もが、対戦相手のロシアの控え選手、そしてスペンの選手達もがそう思ったに違いない。あれよ、あれよと最後ずるずると点をとられ、まさかの逆転負け!

実際試合後ロシア選手の何人かは「負けたと思った!」と驚きを口にしていたし、スペイン選手達は「手のひらに乗っていた欧州選手権初のメダルが最後の最後でポロリと滑り落ちた感じ!悔しいよおお!」と声を大にして悔しさを表した。

しかしそこはラテンの超明るいスペイン選手達!ちょっとの悔しさは見せたもの、すぐさまポジティブに今回の4強入りと、ロシアにですらフルセットまで接戦出来たその事実に満足していたようで、「勝てる試合を落としたものの、十分に満足している。なんと言ってもスペインバレー史上初の4強だぜ!!!」パスカルは皆を代表してそう語った。

大会通じてのスパイク賞が若手のイスラエルであったことも今後のスペインの明るい未来を予測させたし、近い将来またスペインが世界の強豪国の仲間入りをする可能性は大きいかもしれない。

ちなみにスペインのセンター、モルトはスペインチームの大躍進の最大の理由を「監督が変わったから!俺達選手が監督交代を要請したんだ!」とのこと。・・・やはり実力のある指導者に監督になってもらいたいとの思いは、ファンだけでなく選手達も思うことのようだ。

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まだまだ現役を引退するつもりはないと語ったパスカル。絶好調でした。
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by luckynoby | 2005-09-15 04:05


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