NOBYの地球ひとっ飛び ~ブログ編~ |
欧州バレー便り!
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ポーランド、間違いなくバレー人気は欧州で最も高い国である。 バレー専門誌は2冊存在し、バレー中継も頻繁に行われ、決して安くはないそのチケットも発売15分で完売する。このような国は少なくとも欧州内には存在しない。 観客は選手ではなく、試合そのものを観に、地国ポーランドの勝利をその場で一緒に分かち合いたい目的でやってくる。 試合観戦のキーワードは 『ホワイト&レッド!』 ポーランド国旗の白と赤の2色を身体のどこかに身につけて、愛国心を表現する。あるものはマフラー、あるものはTシャツ、あるものは帽子、あるものは顔中にペイント、そしてあるものは巨大な国旗を身体にまとう。試合が始まる1時間前には会場が埋まり始め、会場全体が次第と赤と白の2色に彩られてゆく。 試合が始まる1時間前から自然と盛り上がり始める応援は、ポーランドチームが会場内に現れる30分前にまず最初のピークを迎える。国歌斉唱では勿論観客全員での大合唱となる。 その後試合開始のホイッスルと同時に声援とブーイングが飛び交うが、そのボリュームがまた半端ではない。隣の人間との会話も不可能になるほど。耳栓が何の役も立たない。 自然発生で生れるウェーブはまさに会場内に去来した大津波のよう。そして独自な応援歌の大合唱!!!盛り上げ役のMCや、ダンサーズ、その他のパフォーマー達も必要なしかのごとく、完璧に脇役と化してしまう。 巨大な応援のボリュームと観客の熱狂度だけを比較したとしたら、ポーランドに匹敵する国は他にも存在する。ギリシャやイタリア、セルビア&モンテネグロ、ブルガリア・・・これらの国々でも会場内での盛り上がりは度を越えた異常さとなるのが常だ。 しかしポーランドの観客が他国のそれと違うのは、彼らの応援態度が非常に紳士的だということ。対戦相手の国歌斉唱ではそれまでのボリュームがウソのように静まりかえり相手の国歌と国旗に尊敬の意を示す。ファインプレーには敵であろうが、見方であろうが、惜しみない大拍手と大声援でそれを称える。審判に誤審があろうものなら、審判のミスすら許さない(大ブーイング)。 試合が終わればノーサイド。相手チームに対しての惜しみない大拍手!そしてねぎらいの声援。大活躍した選手がいれば相手チームであろうが、名前を呼んでの大合唱。そしてその後の試合(ポーランド以外の国)でも観客は家路を急ぐことをしない。これらは他国では決してみることはない。 ポーランドで試合を観戦していていつも思うこと。それは「観客も一緒になって闘っているんだな」ということ。それを実感させられる。ポーランド選手達はその大声援からプラスアルファの実力を発揮し、対戦する選手達は、いつもとは勝手の違うその雰囲気に多少なりとも惑わされるのかもしれない。 この観客(国民)の後押しと共に近年メキメキ力をつけてきたポーランド男女。もし彼らが世界大会でメダルをとるようになったとしたら、それは間違いなく選手、スタッフ、そしてサポーター達皆によるものである。
by luckynoby
| 2005-07-20 07:16
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