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NOBYの地球ひとっ飛び ~ブログ編~


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by luckynoby
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欧州バレー便り!
Everyday is Gray!
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Interview with EGY coach

バルナにてエジプトの監督(ポーランド人のグレゴッチ氏)と長く話す機会を持ったので、世界選手権における意気込みと、初戦であたる全日本に関しての印象などを聞いてみた。

Q:世界選手権へ向けてチームの仕上がりはどうですか?
A:フェデレーションの方針で私がチームの監督として招聘されたのが5月。選手の選抜は既にされていて若い選手の多さにびっくりした。ベテランはほんの数名。他は全て82年以降に生まれた選手だ。それらの選手達を11月の世界選手権で勝てるチームにするのは非常に難しいだろうし、協会も私もそこまでは望んでいないのが現状だ。世界選手権まであと4ヶ月、とにかく時間がなさ過ぎる。この短期間で教えたいことはたくさんあるが、WLなどの国際試合もこなさなければならず、今はゲームを通しての経験をつませることを強化の第一目的としている。我々の目標はあくまでも来年のアフリカ選手権で勝ち北京五輪の出場権を獲得することであり、世界選手権はあくまでも通過点でしかない。

Q:エジプトチームの特徴を教えてください。
A:今回バルナに来ている選手達は正直国内リーグでプレーをする実力しか持ち合わせていないだろう。しかしながらポテンシャルは非常に高い。実際第1セッターのアハメッド(2番)は今シーズンからイタリアのトレビソの一員となることが決まっている。チームの特徴としては若いということにつきるが、強いて武器をあげるとしたら強いサーブを持つチームだ。

Q北京五輪に向けてどのような強化をしているのですか?
A:エジプト協会は近い将来バレーをプロ化させる方針でいる。加えて選手を外に出すことにも積極的になってきた。セッターのアハメッドがトレビソに行くことにより、来年からはもっと多くの選手が外に出て行くだろう。13番のバドウィなどは既に海外からのオファーも多くある。これらの選手達がプロ魂をエジプトに持ち帰ってきたときにナショナルチームは飛躍的に実力をつけるだろう。

Q世界選手権予選A組は比較的楽なプールです。この組み合わせを聞いた時どう思いましたか?
Aポーランド、アルゼンチンには歯が立たないかもしれないが、日本や中国とは昨年もいい試合をしているので自分達のバレーをしていけば勝てる可能性は十分にあると信じている。プエルトリコには勝てると思っている。BやCなどのプールに入ったとしたら1勝もあげられないであろうことを考えるとこのAというプールに入ったのはラッキーだった。来年以降の五輪予選のことを考えても、BやCの実力差がありすぎるチームと戦うよりも、比較的戦いやすい対戦相手としっかりと自分達のバレーをして経験をつまむことに重点をおきたい。難しいだろうが、頑張って予選突破を目指したい。

Q:世界選手権での初戦は対全日本です。日本チームにはどういった印象を持っていますか?
A:実際にシニアチームを目にしたのは2004年のワールドリーグで彼らがポーランドにやってきた時。2005年のユニバシアードでは私が監督でポーランドは日本に0-3で負けた。非常にいい選手が揃っていると思う。身長に恵まれていない分守備が非常に堅実なバレーをしている。経験の全くないユニバレベルの欧米チームがほとんど初めてといっていいアジアの守備型バレーに戸惑い負けることはあっても、シニアレベルで世界のトップになるためにはアジア型のバレーは正直厳しいと思う。

Q:世界選手権の一次リーグであたるそれぞれのチームへの勝敗予想を%でお願いします。
A:我々が自分達のバレーを出来たとして、ポーランドとアルゼンチンには30%、日本と中国には50%、プエルトリコには60%。

See You in JAPAN!
Interview with EGY coach_b0046170_2213834.jpg

by luckynoby | 2006-07-22 22:12 | Interview
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