８年前の真実！ ～日本に勝たすために俺達は手を抜いた！～

８年前の世界選手権で全日本男子は１5位と惨敗した。しかしながら会場は加藤、朝日、西村の御三家の人気もありどこも超満員。会場は熱気に包まれ、全日本も連日熱い試合で観客達を興奮の渦に巻き込んでいた。しかし健闘はするものの中々勝利に結びつかず黒星が増えていった２次ラウンド。あとがないまま最終日へ・・・。

最終日ブルガリア戦(２次ラウンド最終戦）、この試合にさへ勝てば最終ラウンド（順位決定戦）に進めるという大事な試合。ブルガリアは既に前日までに最終ラウンド行きを決めておりこの試合では主力を休めさせ控えメンバーを起用してきた。

「最後あの試合は日本に勝ってもらいたかった。開催国の日本がここ(２次ラウンド）で消えたら残りの大会の盛り上がりにも影響する。下手をしたらその後の日本バレーにも影響があるかもしれない。それに俺達にとっては消化試合だった。だから俺達は１００％で試合なく７０％位の力で臨んだんだんだ。それでも勝ってしまった。あの試合後の日本の監督が涙ながらにインタビューに受け応えしているをスクリーンで見て衝撃を受けたのを今でも鮮明に覚えてるよ。」

８年前そのコートで対日本戦を戦ったブルガリアの選手が先日こう語った。

そして付け足した。

「あの頃からだよな、日本が世界から離されていくようになったのは・・・」





２大会ぶりに日本開催となる世界選手権。この大会では強い全日本を見てみたい。