NOBYの地球ひとっ飛び ~ブログ編~ |
欧州バレー便り!
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東欧諸国の古豪が見事に復活ののろしをあげそうだ。カジスキーというバレー界の宝を生み出したブルガリアと国をあげて強化をはかるポーランド。世界選手権という桧舞台で今夜メダルをかけた準決勝を争う。体力に優れ高さとパワーを中心とした力バレーを特徴としする両チームだが、チーム力とは違う観点から見ると非常に興味深い。
近年国内人気がサッカーと肩を並べる人気を持つポーランドバレー。スポンサーも多く現れ強化費には糸目をつけない。国内リーグでも外人助っ人を多く獲得しそのレベルはロシア・イタリアに次ぐレベルまであがってきた。助っ人外人だけでなく自国選手の海外流出を避けるためサラリーも大幅にアップ。バレー放送も毎週必ずライブで行われスポットニュースでも多く取り上げられるほど。今回の世界選手権にもポーランドからのメディアは総勢20名を超える。 一方ブルガリア。国内の人気はないに等しく、主力のほとんどの選手は海外リーグでプレーをしている。ワンマン協会長のバレーに対する理解は乏しく選手たちにサラリーは払われないばかりか、チームスカウトすら帯同させる必要性に理解を示さない。選手選抜にも政治が見え隠れする。海外でプレーする選手も多くのパーセンテージを協会に収めなければならない。国内トップの実力を持つセッターは協会とのいざこざからナショナルチームのユニフォームを脱いだままだ。長年「ブルガリアの壁」となっているミドルブロッカーのイバノフもそのドロドロさに嫌気をさし五輪を前に代表を去る決意をした。こんな協会の姿勢に選手たちからの不満も耐えないのが実情だ。ちなみにブルガリアからのメディアは二次リーグまでで1名、ファイナル4に進んでもやっと3名だ。 こんな好対照な2チームが対戦した。結果は接戦の中3-1でポーランドがものにした。チームとしてのまとまりの勝利!協会も含め、スタッフ、メディア、そして大勢のサポーター全員が願った勝利!だと思う。試合後に記者たちまでもが嬉し涙を流していた。 ブルガリアも勿論選手レベルではこの日の勝利を切実に願っていたのは間違いない。他の選手以上にこの日の勝利にかけていたのがナショナルチーム歴13年のキャプテン・コンスタンチノフ。敗戦後記者会見での涙と言葉につまりながら発した「私のバレー人生においてこんなに悔しい瞬間はない!」との台詞・・・。ニコロフに替わって途中出場したヨルダノフも「僕の軽率なミスから流れがかわった。本当にチームメートにはなんと謝ればいいのか・・・」と自分を責めた。 どちらが勝てばどちらが負ける!スポーツの鉄則であるが、この日ばかりはブルガリアに勝ってもらいたかった。
by luckynoby
| 2006-12-02 09:13
| World Championship
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